事例集


case 3 軽度知的障害

11歳女児。

<主訴>

不登校

<現病歴>

乳幼児健診通過。
幼稚園の頃は幼い感じ。
学習は小学校入学時何とか自分の名前が読める程度で、他のひらがなはほとんど読めず、数の概念の定着はまだ。
学校ではおとなしい子で目立たず、担任の先生は学習が苦手な子どもといった程度に思っていた。
小学校3年から腹痛や頭痛が出現し、病院で慢性胃炎との診断。欠席することが増えてきた。
4年になっても教室に入れず、ほとんど保健室で過ごす。同年秋より完全不登校。
5年生になって当院受診。こだわりは手洗いがやや頻繁であるくらいであまり目立たない。
WISC-Vで、VIQ=63、PIQ=59、FIQ=61。ばらつきはあまりみられない。
学力としては、読み、書き、算いずれも小学校1〜2年レベル。 CDIでは25点と高値。

<診断>

軽度知的障害、抑うつ傾向

<治療>

SSRI内服、障害児学級入級
徐々に障害児学級で過ごせるようになってきている



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