「児童生徒理解に関するチェック・リスト」

V. 行動面(「対人関係やこだわり等」
「児童生徒理解に関するチェック・リスト」は、文部科学省が平成14年に実施した、学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD )、高機能自閉症など、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査で作成されたものです。
チェックにあたっては、『同学年の児童生徒と比較してどうか』をポイントにチェックしてください。
本チェック・リストは、指導者が子ども理解を深め指導の一助とするためのものです。
障害の判別を目的としたものではありません。
【次の4段階で回答】
状   態
得点
いいえ
多少
はい
質  問  項  目
 
大人びている。ませている
みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている(例:カレンダー博士)
他の子どもは興味を持たないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている
特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をきちんとは理解していない
含みのある言葉や嫌みを言われても分からず、言葉通りに受けとめてしまうことがある
会話の仕方が形式的であり、抑揚なく話したり、間合いが取れなかったりすることがある
言葉を組み合わせて、自分だけにしか分からないような造語を作る
独特な声で話すことがある
誰かに何かを伝える目的がなくても、場面に関係なく声を出す(例:唇を鳴らす、咳払い、喉を鳴らす、叫ぶ)
とても得意なことがある一方で、極端に不得手なものがある
いろいろな事を話すが、その時の場面や相手の感情や立場を理解しない
共感性が乏しい
周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう
独特な目つきをすることがある
友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない
友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる
仲の良い友人がいない
常識が乏しい
球技やゲームをする時、仲間と協力することに考えが及ばない
動作やジェスチャーが不器用で、ぎこちないことがある
意図的でなく、顔や体を動かすことがある
ある行動や考えに強くこだわることによって、簡単な日常の活動ができなくなることがある
自分なりの独特な日課や手順があり、変更や変化を嫌がる
特定の物に執着がある
他の子どもたちから、いじめられることがある
独特な表情をしていることがある
独特な姿勢をしていることがある